2015/08/31
2015/08/26
2015/08/24
2015/08/23
three lives
新しいGRの作例がフォトヨドバシに載ってるかなと思ってPENTAXの作例コーナーを
開いてみたらGRの作例はなかったけれども645Dと645Zの作例が載っていた。
それがとてもよくて、とくに645Dのほうの作例に非常に心惹かれてしまった。
5000万画素の恐るべき解像度と豊かな階調、驚異的な高感度耐性と中判ならではの立体感。
メデューサを見たら石になるようにフォトヨドバシを見たものはカメラを買ってしまう。
だからなるべくフォトヨドバシを見ないようにしているのだが見てしまった。
ご存じの方には今更だけどすでに645Dは製造中止で今は645Zが販売されている。
カメラ本体だけで80万円。レンズとかあれこれ買うと百万円。
でもこのあいだひどいライカ熱にかかって買う気が喉まで出かかってあとすこしで買いそうになったけど踏みとどまった、その熱はまだ身体の中に残っていて80万円のカメラをあまり高いと思わないのはやはりどうかしているわけで、私は熱を冷ますためにD800Eを持って山へ行った。
そうだ、D800Eで4:3のアスペクト比で撮れば645Zじゃないか。我ながらいい思いつきだとカメラの設定を見たらD800Eの画角には4:3がない。しかたがないから今日はすべて5:4で撮ることにした。
写真は苔の覆われた切り株の上の三兄弟。
撮り始めた時は切り株の向こう側に光があたっていたけれども
すぐに光の筋は三兄弟を通りすぎて影になってしまった。
この写真はちょうど三兄弟の上に光が当たっているときのショット。
2015/08/19
2015/08/18
森の中の小さなアイピース
先々週の土曜日に山へ写真を撮りに行ったときのこと。
僕は地面に近いものを撮るときはD800Eの接眼部のアイピースという部品を1回転ほどゆるめて
DR-5というアングルファインダーを装着しています。
アングルファインダーを使い終わったら外してアイピースを締め直すのですが
うっかり忘れることも多い。
大抵はあとで気付いて事なきを得るんだけどそのときは気付くのが遅かった。
写真を撮り終わって山から降りてきて、さて帰ろうとふとカメラを見たら
アイピースがない!
ああ、やってしまった。いつかはヤルと思っていたけど、とうとうなくしてしまった。
まぁ買い直せばいいようなもんだけど、あのアイピースには眼鏡のレンズが傷つかないように表面に薄い革を貼り付けていたのが惜しい。それで無駄とはわかっていても来た道を戻って探すことにした。
薄暗い森の中の枯葉や枯れ枝に覆われた山道の、しかも降りてきた行程は何キロもあって、そのどこで落としたかもわからない小さな黒いアイピースが、見つかるわけがない。
英語に「To look for a needle in a haystack」(干し草の山の中から針を探す)ということわざがあるけれどまさにアレだな、なんて考えながらそれでも目を皿のようにして来た道を引き返した。
この山の中の何処かにあのアイピースが落ちているのだ。人類が滅んで何万年も経った時に地球を訪れた異星人がたまたまこのアイピースを見つけて、何のための道具だったか考えこんでいるところを想像しながら。
結局その日は見つからずに帰って、ネットで新しいアイピースDK-17を注文した。
数日後に届いたアイピースにSigma DP1用に買った貼り革の残りをドーナツ型に切って貼り付けて、D800Eに装着して写真を撮りに行ったのが先週の土曜日。
まさか見つかるわけがないと思いながらも、何となく見つけてしまうんじゃないかと不思議な予感で前回辿った道を登って行ったら。
ありました。
無くした時は夕方で、見付けたのは午前中。
油分で汚れたアイピースのガラス面に反射した光が、ちょうど僕の歩いている高さに一致する時刻だったんでしょうか。
数万年後に地球を訪れた異星人のような気持ちで拾い上げました。
2015/08/16
BRAHMS' FOURTH
「もちろんベートーヴェンは大好きだけどブラームスを聞くと生きててよかったなと思えるんだ」
「うちへ帰ってブラームスの4番を聴こうと思う」
「人生は生きるに値するという感じを取り戻す必要があると感じるんだ」
「わかるよ」
「その、なんちゃらかんちゃらっていう感じを取り戻す必要を感じるっていうゾッとする感じっていうか・・・」
2015/08/14
2015/08/10
2015/08/04
a new life in a hollow tree
2015/08/03
fallen tree
2015/08/02
2015/08/01
scene
Nikon D800E with Ai AF Nikkor 28mm F2.8D
最後に山へ写真を撮りに行ったのは5月だったから3ヶ月ぶりだ。
今回のスランプは永かった。
でもようやく自分が本当に撮りたい写真の姿が見えたことで出口が見つかった。
カメラはD800Eで行く。
レンズはマイクロニッコールの55ミリで。
ディスタゴンの21ミリは僕の身に余るレンズだったけど
気軽に使えるコンパクトな広角をひとつ持っておきたくてヨドバシの作例で購入。
このレンズ、僕が手にした中ではもっとも解像度が低くて逆光耐性が低い。
でも線が太くて開放での容赦の無い周辺減光と相まって豪胆な絵作りができる。
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