最近はずっとLeofotoのギア雲台G4を使っていてUNIQBALL UBH 35Xの出番がなかったが今回ケージ吊り下げにこの雲台を応用してみた
黒いネジを緩めると赤いボールが臼の中で自由に動くので
最近はずっとLeofotoのギア雲台G4を使っていてUNIQBALL UBH 35Xの出番がなかったが今回ケージ吊り下げにこの雲台を応用してみた
でもそこでそもそも「35mm換算」って何?という疑問が湧いた。例えばマイクロフォーサーズのレンズの焦点距離はフルサイズ換算で2倍だとかAPS-Cなら1.5倍とかってどうやって決めてるのか。少しわかったのはどうもこの2倍とか1.5倍とかいう数字はセンサーの対角線の長さと関係があるということ。35ミリ版の対角線の長さは43mmでマイクロフォーサーズのそれは21.6mmなので43÷21.6≒2。GFXセンサーの対角線は55mmなので43÷55=0.78≒0.8。
ではなぜ対角線が焦点距離と関係するのかについてはこちらのサイトに詳しい。
レンズを通して入ってきたイメージが結ぶ像は円形(イメージサークル)でありカメラのセンサーはこの円を過不足なく収めようとする(注1)。するとセンサーの対角線はイメージサークルの直径に等しくなる(注2)。
イメージサークルの半径をyとし、焦点距離をfとすると
y=f×tanθ(2θ=画角)という関係にある。
→イメージサークル(≒対角線の長さ)と焦点距離は比例関係。
→センサーの対角線が2倍になれば焦点距離も2倍。
というわけで35mm換算を知りたければセンサーの対角線の長さの比をとれば良いと。あースッキリした。
で話は戻してGFX50Sは本当にハッセルブラッド500へのオマージュなのか?
GFX50Sの標準レンズであるGF63mmF2.8とハッセルの標準レンズのCF80mmF2.8は35mm換算で同じ焦点距離・画角であり、かつ開放F値も同じ2.8。
さらに両者の鏡餅のような外観↓や
レンズ構成↓もなんとなく似ている気がする。
さらに。
GFXシリーズはまず50Sが発売され、次いでGFX50R, 100, 100Sが発売されたが、ストラップ取付方式は50R以降が一般的な丸環タイプなのに対し初代の50Sはハッセルブラッド譲りのバヨネットフック式。
というわけで僕の中ではGFX50S+GF63mmF2.8はHasselblad500C+Zeiss CF80mmF2.8へのオマージュであると決定!
なぜ僕がハッセルにこだわるかというと、そもそもGFX50Sが欲しくなったのは4年前の8月のブログに書いたような思いをずっと引きずっていたから。
というわけでようやく純正のGFレンズを買いました。中古だけど。
あー、長ったらしい言い訳。
1と2はGFXにそのまま装着できるが3~5はマウントアダプターが必要。
35ミリ換算14mm以下が希望なので2,4,5に絞られる。この中で一番評価が高いのは15mmのディスタゴンだがこのレンズはフィルター径が95mmもあり固定フードなので今僕が購入を考えているH&Yのフィルターキットは装着不可。ちなみにこのフード付きレンズをGFXで使用したテストショットはこちら。フードの影がかぶさってとんでもないことになっている。
Laowaの17mmは国内では16万円台だがB&Hでは送料込みで13万円台。このレンズは同社の35mm用の12mmレンズをGFマウントに改変したものでZero-distortionを歌うかなり優秀なレンズのようだがネットでは一般人による作例がほとんど引っかかってこない。FlickrではやたらHDRを効かせた写真を一人が多数アップしているが見ていてうんざりする。作例がなければ買わないのかと問われれば身も蓋もないが、やはり高価な買い物をする以上よい作例は強く背中を押してくれるし、顧客はじつは物品ではなく夢を買っているのだ。
で、残るはディスタゴンの18mm。以前持て余して手放した同21mmは大きくて重かったがこのレンズは軽くてコンパクト。解像度は同15mmに及ばないようだがFlickrの作例を見る限り問題はないし、むしろ素晴らしい作例が多い。F値は3.5。画質はF8で最高になる。コントラストは高め。周辺減光が強く出る。35mm用のイメージサークルなのでGFXでは周辺が大幅にケラれると思うが僕の持っているD800Eを使えばExif連携があるし、GFXでも35ミリフォーマットモードで撮るという手もある。ちなみにKen Rockwell氏は本レンズのsharpnessについて
「当然シャープだ。これは1,300ドルのツァイスのプライムレンズだ。何かご不満でも?シグマ?私は価格に見合わない高額レンズを酷評するのが好きだがこのレンズに関して言えば真実お買い得だ。このレンズは隅々までシャープだ。もしシャープでないなら、それはあなたの撮影方法に何かしら問題がある。開放でのサイドとコーナーはややシャープさが落ちるかもしれないが周辺減光のおかげで問題にならない」とのこと。
それで物色していたら程度のいい中古のDistagon
18mm F3.5 ZF.2が新品の半額以下売られていたので注文。いやまぁ新品と比較するといっても既にディスコンなのだが。あ、ディスコンのディスタゴンか。