2009/09/27
照れ隠しに写真をペタペタ。
2009/09/25
2009/09/24
ガマの油芸術論
熊八「こんちわ!」
隠居「おや、誰かと思えば大工の熊八じゃないか。どうした、ベレー帽なんかかぶって。ははーん、さてはお前さん、最近薄くなったアタマを帽子で誤魔化そうって寸法だな。」
熊八「ダンナ、永らくお世話になりましたが、いよいよあっしも晴れの門出となりました。」
隠居「はて、気が触れるのは昔から春と相場が決まっているが、昨今は秋に気が触れるのがはやりかい?」
熊八「ダンナ、あっしはビートルズや村上春樹みたいなゲージツカになりたいんです。」
隠居「ほう、見上げた心がけだが、お前は芸術がどんなものか、知っているのかい?」
熊八「ダンナはご存じなんで?」
隠居「芸術って言うのはな、ハチ、ありゃあガマの油だ。」
熊八「ガマの油ってえと、あの筑波山の。」
隠居「そうじゃ。筑波山麓には、前足の指が四本、後ろ足の指が六本のガマガエルがいてな、このカエルを鏡張りの箱に入れると自分の姿に驚いて、悶え苦しみながらタラーリ、タラリと脂汗を流すのじゃ。その脂汗を煮詰めて作ったのがガマの油じゃ。」
熊八「おお、あの、どんな切り傷にも効くというガマの油は、そんなふうにして作られていたんですかい。でもそれと芸術がどう関係するんです?」
隠居「ハチよ、芸術家っていうのはな、人一倍感受性が豊かなので、ついつい時代に先んじてその時代の病にかかってしまうのじゃ。人より早く病にかかるだけではない。芸術家は人より深くその病にかかることで、より深く苦しむのじゃ。
苦しみもがきながら、病と格闘し、その過程である種の体液を分泌するんじゃな。それが芸術作品じゃよ。
何しろ病と取っ組み合いながら分泌する液体なので、この液体には病を癒す力があるんじゃ。」
熊八「ははー。確かにガマの油に似てますな。」
隠居「ビートルズの面々は、十年間その体液を分泌し続けたのじゃ。その体液は多くの人々の心の病を癒し続けた。じゃがついに、ジョンレノンはオノヨーコと出会って病から治ってしまった。おまけにポールも、ヨーコがジョンという疫病神をポールから引き離してくれたおかげで快癒したのじゃ。彼等は病が治ってしまったので、もはや体液を分泌しなくなってしまったのじゃな。その体液で恩恵を受けていた世界の人々は、もはや薬効のある体液が手に入らなくなってしまったので、オノヨーコを恨んだのじゃ。
(ご隠居は眼を細め、遠くを眺める目つきで語る)わしには解散寸前のジョンとポールの様子が目に浮かぶようじゃ。
ジョン「おい、ポール。おいらは病気が治ったので、このビートルズ病院を退院することにしたよ」
ポール「何を言ってるんだ!俺たちはまだ病気じゃないか。退院するなんて嘘だろ!一緒に病気と闘ってきた仲じゃないか。」
ジョン「じゃあな、ポール、あばよ」(ヨーコと去っていくジョン)
ポール「ジョン、GET BACK!!」
熊八「はぁ、そういうわけだったんですか」
隠居「うむ。熊八よ。ビートルズの面々が、そして特にジョンが、ふざけたり茶化したりするのが人一倍好きだった理由がわかるか」
熊八「はぁ、さっぱり。」
隠居「深く病んだ人間が、病に負けて死んでしまわないためには、どうすればよいかの。深く深く病んでいくことによって、人は精神のバランスを崩しておかしくなったり自殺してしまったりするのじゃ。精神のバランスを保つためには、「冗談」や「ふざけ」が不可欠なのじゃ。」
熊八「はー、それで村上春樹は素晴らしい作品と作品の間に、定期的にふざけた本を書くのか。」
隠居「モーツァルトが下らない下ネタが大好きだったのもそういうわけじゃ。精神だけではない。精神が深く病んで、おかしくならないためには、体力も必要じゃ。」
熊八「なるほど。それで村上春樹はマラソンをするんですね。」
隠居「深く病んで、なおかつ死なずに有益な体液を分泌しつづけること。それが一流の芸術家の条件じゃ。」
熊八「芸術家は、病から治っていくと体液を分泌しなくなりますからね。」
隠居「そうじゃ。芸術家は、幸せになると体液を分泌しなくなる。じゃが体液が出ないとガマの油を売ることが出来ないので、何とか体液を出す必要があるのじゃよ」
熊八「どうするんです?」
隠居「わざと不幸せになるんじゃよ。酒に溺れたり、人を裏切ったりしてな。」
熊八「はー、それで芸術家は短命なんですね。」
隠居「長生きする芸術家は、本物じゃな。」
熊八「芸術家っていう稼業も楽じゃないですね」
隠居「お前さんは華やかな一面だけを見て芸術家にあこがれているようじゃが、ガマは油を出そうとして出しているのではない。」
熊八「えっ!そうなんですか?」
隠居「今日のわしの話の眼目はそこにある。油はガマが苦しんだ結果として出てくるのであって、どんな油が出てくるかはガマも知らんのじゃ。人はなろうとして芸術家になるのではない。病と格闘して出てきた体液に、人々の心を打つ力がたまたま備わっていた時に、人は彼を芸術家と呼ぶ。体液に薬効があるかどうかは、彼がどれだけ深く誠実に病と取っ組み合いをしたかによって決まるのじゃ。」
熊八「ご隠居、このベレー帽は進呈します。」
隠居「あー、いらんいらん。ハゲがうつる。」
おあとがよろしいようで。
隠居「おや、誰かと思えば大工の熊八じゃないか。どうした、ベレー帽なんかかぶって。ははーん、さてはお前さん、最近薄くなったアタマを帽子で誤魔化そうって寸法だな。」
熊八「ダンナ、永らくお世話になりましたが、いよいよあっしも晴れの門出となりました。」
隠居「はて、気が触れるのは昔から春と相場が決まっているが、昨今は秋に気が触れるのがはやりかい?」
熊八「ダンナ、あっしはビートルズや村上春樹みたいなゲージツカになりたいんです。」
隠居「ほう、見上げた心がけだが、お前は芸術がどんなものか、知っているのかい?」
熊八「ダンナはご存じなんで?」
隠居「芸術って言うのはな、ハチ、ありゃあガマの油だ。」
熊八「ガマの油ってえと、あの筑波山の。」
隠居「そうじゃ。筑波山麓には、前足の指が四本、後ろ足の指が六本のガマガエルがいてな、このカエルを鏡張りの箱に入れると自分の姿に驚いて、悶え苦しみながらタラーリ、タラリと脂汗を流すのじゃ。その脂汗を煮詰めて作ったのがガマの油じゃ。」
熊八「おお、あの、どんな切り傷にも効くというガマの油は、そんなふうにして作られていたんですかい。でもそれと芸術がどう関係するんです?」
隠居「ハチよ、芸術家っていうのはな、人一倍感受性が豊かなので、ついつい時代に先んじてその時代の病にかかってしまうのじゃ。人より早く病にかかるだけではない。芸術家は人より深くその病にかかることで、より深く苦しむのじゃ。
苦しみもがきながら、病と格闘し、その過程である種の体液を分泌するんじゃな。それが芸術作品じゃよ。
何しろ病と取っ組み合いながら分泌する液体なので、この液体には病を癒す力があるんじゃ。」
熊八「ははー。確かにガマの油に似てますな。」
隠居「ビートルズの面々は、十年間その体液を分泌し続けたのじゃ。その体液は多くの人々の心の病を癒し続けた。じゃがついに、ジョンレノンはオノヨーコと出会って病から治ってしまった。おまけにポールも、ヨーコがジョンという疫病神をポールから引き離してくれたおかげで快癒したのじゃ。彼等は病が治ってしまったので、もはや体液を分泌しなくなってしまったのじゃな。その体液で恩恵を受けていた世界の人々は、もはや薬効のある体液が手に入らなくなってしまったので、オノヨーコを恨んだのじゃ。
(ご隠居は眼を細め、遠くを眺める目つきで語る)わしには解散寸前のジョンとポールの様子が目に浮かぶようじゃ。
ジョン「おい、ポール。おいらは病気が治ったので、このビートルズ病院を退院することにしたよ」
ポール「何を言ってるんだ!俺たちはまだ病気じゃないか。退院するなんて嘘だろ!一緒に病気と闘ってきた仲じゃないか。」
ジョン「じゃあな、ポール、あばよ」(ヨーコと去っていくジョン)
ポール「ジョン、GET BACK!!」
熊八「はぁ、そういうわけだったんですか」
隠居「うむ。熊八よ。ビートルズの面々が、そして特にジョンが、ふざけたり茶化したりするのが人一倍好きだった理由がわかるか」
熊八「はぁ、さっぱり。」
隠居「深く病んだ人間が、病に負けて死んでしまわないためには、どうすればよいかの。深く深く病んでいくことによって、人は精神のバランスを崩しておかしくなったり自殺してしまったりするのじゃ。精神のバランスを保つためには、「冗談」や「ふざけ」が不可欠なのじゃ。」
熊八「はー、それで村上春樹は素晴らしい作品と作品の間に、定期的にふざけた本を書くのか。」
隠居「モーツァルトが下らない下ネタが大好きだったのもそういうわけじゃ。精神だけではない。精神が深く病んで、おかしくならないためには、体力も必要じゃ。」
熊八「なるほど。それで村上春樹はマラソンをするんですね。」
隠居「深く病んで、なおかつ死なずに有益な体液を分泌しつづけること。それが一流の芸術家の条件じゃ。」
熊八「芸術家は、病から治っていくと体液を分泌しなくなりますからね。」
隠居「そうじゃ。芸術家は、幸せになると体液を分泌しなくなる。じゃが体液が出ないとガマの油を売ることが出来ないので、何とか体液を出す必要があるのじゃよ」
熊八「どうするんです?」
隠居「わざと不幸せになるんじゃよ。酒に溺れたり、人を裏切ったりしてな。」
熊八「はー、それで芸術家は短命なんですね。」
隠居「長生きする芸術家は、本物じゃな。」
熊八「芸術家っていう稼業も楽じゃないですね」
隠居「お前さんは華やかな一面だけを見て芸術家にあこがれているようじゃが、ガマは油を出そうとして出しているのではない。」
熊八「えっ!そうなんですか?」
隠居「今日のわしの話の眼目はそこにある。油はガマが苦しんだ結果として出てくるのであって、どんな油が出てくるかはガマも知らんのじゃ。人はなろうとして芸術家になるのではない。病と格闘して出てきた体液に、人々の心を打つ力がたまたま備わっていた時に、人は彼を芸術家と呼ぶ。体液に薬効があるかどうかは、彼がどれだけ深く誠実に病と取っ組み合いをしたかによって決まるのじゃ。」
熊八「ご隠居、このベレー帽は進呈します。」
隠居「あー、いらんいらん。ハゲがうつる。」
おあとがよろしいようで。
Beatlesという病院
みなさんは、ビートルズ解散後のジョンとポールの曲は好きですか?
僕が好きなジョンの曲は以下の8曲。
Mother 1970
Love 1970
Imagine 1971
Oh My Love 1971
Happy Xmas (War is over) 1971
Woman is the nigger of the world 1972
Aisumasen 1973
Woman 1980
ポールは以下の6曲。
Junk 1970
Another Day 1971
Uncle Albert 1971
Hi Hi Hi 1972
Live And Let Die 1973
My Love 1973
Womanを除けば、1973年で僕の好きな曲は尽きてしまう。
ビートルズというるつぼの中で、二人は激しく化学反応を起こして次々に名作を生み出した。
解散後あまりたくさん魅力的な曲が生まれないのは、二人が離れてしまったせいだろうか。
それならみんなが強く切望していたように、ビートルズが再結成されたら、彼等はまた名曲を作っただろうか。
でも逆に言えば、もうお互いにほぼ言いたいことを言ってしまったから一緒にいる必然性も、名曲が生まれる必然性もなくなったのかもしれない。
個人の病が、人類共通の病とつながって名曲が生まれるのだとしたら、二人はビートルズという病院から退院してしまったんじゃないだろうか。
ジョンはヨーコという薬で病が治り、
ポールはヨーコがジョンをポールから引き剥がしたおかげで病が治ったのかもしれない。
僕らがまだ彼等の曲を強く欲しているとしたら、
僕たちはまだ治っていないのかもしれない。
僕が好きなジョンの曲は以下の8曲。
Mother 1970
Love 1970
Imagine 1971
Oh My Love 1971
Happy Xmas (War is over) 1971
Woman is the nigger of the world 1972
Aisumasen 1973
Woman 1980
ポールは以下の6曲。
Junk 1970
Another Day 1971
Uncle Albert 1971
Hi Hi Hi 1972
Live And Let Die 1973
My Love 1973
Womanを除けば、1973年で僕の好きな曲は尽きてしまう。
ビートルズというるつぼの中で、二人は激しく化学反応を起こして次々に名作を生み出した。
解散後あまりたくさん魅力的な曲が生まれないのは、二人が離れてしまったせいだろうか。
それならみんなが強く切望していたように、ビートルズが再結成されたら、彼等はまた名曲を作っただろうか。
でも逆に言えば、もうお互いにほぼ言いたいことを言ってしまったから一緒にいる必然性も、名曲が生まれる必然性もなくなったのかもしれない。
個人の病が、人類共通の病とつながって名曲が生まれるのだとしたら、二人はビートルズという病院から退院してしまったんじゃないだろうか。
ジョンはヨーコという薬で病が治り、
ポールはヨーコがジョンをポールから引き剥がしたおかげで病が治ったのかもしれない。
僕らがまだ彼等の曲を強く欲しているとしたら、
僕たちはまだ治っていないのかもしれない。
2009/09/23
GRD2でマクロ
DP1が壊れて鏡胴が引っ込まないので、こんな姿で引き取りを待つことになりました。
じゃあ、雨上がりだし、GRD2君を連れて写真散歩に行くか。
おお、そうだ。DP1で愛用していたクローズアップレンズをGRD2に被せてみよう!
なぜ今まで思いつかなかったんだろう。
GRD2はなまじそのままでマクロが撮れるので接写レンズを被せるという発想がなかったんだな。
でも接写レンズを被せるとさらに大きく撮れるし
背景のボケもいい味になる。
それにDP1のオートフォーカスよりも合焦率が高い。
今年も金木犀のいい香りがしています。
この花の香りを嗅ぐと運動会を連想する。
接写レンズを被せたGRD2。
手で支えながらの撮影になるけど全然OKです。
2009/09/22
愛機DP1の故障
撮影しようとしたら全く合焦が動かない。
おかしいなと思ってバッテリーを出し入れしながら電源のオンオフを繰り返しているうちに
レンズが格納されなくなり、起動もしなくなった。
バッテリーを変えても同じ。
振ると中でガチャガチャ音がする。
何かがはずれている様子。
1年半で1万4千枚弱撮影した秋の午後のことでした。
修理にいくらかかるかわからないけど、
とりあえずネットで修理を依頼しました。
買った時は10万円弱したけど、今は新品でも4万円前後まで下がってるし、
もうすぐDP1sが出るという風の噂もあるので、
もし修理代が嵩むようなら考えなくてはならない。
でも僕を写真の世界に導いてくれた恩人(恩機?)だから、何とかしてあげたい。
最近Leicaに秋波を送っていたので拗ねてしまったのか。
ライアル・ワトソンじゃないけど、こういうことって結構ありますな。
30年後の和解
僕のこれまでの人生で、最も酷い暗黒時代だった高校の、同窓会があるという。
思い出すだけで、胸が詰まるほどつらいことがたくさんあった。
みんなから酷い仕打ちを受けたし、僕もみんなに嫌な思いをさせた。
もうみんなとは会いたくないし、みんなも僕とは会いたくないだろう。
どのつらさげて、ノコノコ参加できようか。
でもそんな僕にも、幾人かは、どうしても会いたい人がいるのだ。
一番会いたかったH君は、死んでしまったけど、
ほかにも数人、会いたい人がいる。
だいぶ悩んで、結局行くことにした。
学年全体の同窓会だから、ひっそりと参加すれば迷惑にならないだろうと思って。
33年ぶりの再会。
ああ、みんななんと、変わってしまったことか。
年月は、人の外観をこうも変えてしまうものか。
でも外観は別として、中身は高校生の時のままだった。
来る前にあれこれ考えていたことや、わだかまりが氷解していく。
クラスごとの二次会で、みんな順番にこれまでの経歴や近況を報告した。
僕の番が来た。
僕は、僕がちょっとしたきっかけから、みんなとは違う異界に落ち込んでしまったこと。
そして、そのせいでみんなに迷惑をかけたこと。
それから今の僕の仕事の話をした。
みんなは僕を温かくフォローしてくれて、僕ともう一度connectし、僕も再びみんなとconnectしたのがわかった。
同窓会が終わって家に帰りながら、僕は僕の中で30年間錆び付いて開かなかった古い扉が開いて
そこに新しい空気が入ったのを感じた。
みんな、ありがとう。
思い出すだけで、胸が詰まるほどつらいことがたくさんあった。
みんなから酷い仕打ちを受けたし、僕もみんなに嫌な思いをさせた。
もうみんなとは会いたくないし、みんなも僕とは会いたくないだろう。
どのつらさげて、ノコノコ参加できようか。
でもそんな僕にも、幾人かは、どうしても会いたい人がいるのだ。
一番会いたかったH君は、死んでしまったけど、
ほかにも数人、会いたい人がいる。
だいぶ悩んで、結局行くことにした。
学年全体の同窓会だから、ひっそりと参加すれば迷惑にならないだろうと思って。
33年ぶりの再会。
ああ、みんななんと、変わってしまったことか。
年月は、人の外観をこうも変えてしまうものか。
でも外観は別として、中身は高校生の時のままだった。
来る前にあれこれ考えていたことや、わだかまりが氷解していく。
クラスごとの二次会で、みんな順番にこれまでの経歴や近況を報告した。
僕の番が来た。
僕は、僕がちょっとしたきっかけから、みんなとは違う異界に落ち込んでしまったこと。
そして、そのせいでみんなに迷惑をかけたこと。
それから今の僕の仕事の話をした。
みんなは僕を温かくフォローしてくれて、僕ともう一度connectし、僕も再びみんなとconnectしたのがわかった。
同窓会が終わって家に帰りながら、僕は僕の中で30年間錆び付いて開かなかった古い扉が開いて
そこに新しい空気が入ったのを感じた。
みんな、ありがとう。
2009/09/18
「目的」の終わる場所。
僕たちが日々生活していく上で、目的という言葉は常につきまとう。
何々するために、例えば大学に合格するために。
子供をいい学校に入れるために。健康であるために。
目的地に早く到着するには。
より安く手に入れるためには。
今月の目標を達成するためには。
幸せになるために。
幸せにするために。
目的があると、日々の生活に張り合いがでるし、目的にむかって努力している人というのは素敵です。
努力して、オリンピックで金メダルを取った人のドラマを見るとすごく感動してしまうし、イチローもかっこいい。
目的もなくだらだら生活している人というのは、何だかだらしない。
それに第一、目的のない生活というのは、ちょっと思いつかない。
でも、「目的」という概念にも、ひょっとすると流行があるのかもしれない。
ある目的のために、どのような手段が必要で、どのような機材が必要で、どのような計画を立てるのか。
そういうのはアメリカが得意で、綿密な準備を経て、1キロ先の針穴を通り抜けるような精確さでアポロ11号は月に着陸したけれども、合目的的な努力や、合目的的な生き方というのは、ひょっとすると、単なる一つの文化なのかもしれない。
僕たちは普段から、欧米を中心とするアングロサクソン民族の考え方に強く影響されているので、目的をしっかり持つことはよいことと信じて疑わないけれども、それはある時代、ある地方の民族的信憑に過ぎないのかもしれない。
「目的」にも終わりがある。
もうすぐ「目的」の流行は終わるかもしれない。
そのように考えると、「目的」のない生活というのも「あり」だという気もする。
何々するために、例えば大学に合格するために。
子供をいい学校に入れるために。健康であるために。
目的地に早く到着するには。
より安く手に入れるためには。
今月の目標を達成するためには。
幸せになるために。
幸せにするために。
目的があると、日々の生活に張り合いがでるし、目的にむかって努力している人というのは素敵です。
努力して、オリンピックで金メダルを取った人のドラマを見るとすごく感動してしまうし、イチローもかっこいい。
目的もなくだらだら生活している人というのは、何だかだらしない。
それに第一、目的のない生活というのは、ちょっと思いつかない。
でも、「目的」という概念にも、ひょっとすると流行があるのかもしれない。
ある目的のために、どのような手段が必要で、どのような機材が必要で、どのような計画を立てるのか。
そういうのはアメリカが得意で、綿密な準備を経て、1キロ先の針穴を通り抜けるような精確さでアポロ11号は月に着陸したけれども、合目的的な努力や、合目的的な生き方というのは、ひょっとすると、単なる一つの文化なのかもしれない。
僕たちは普段から、欧米を中心とするアングロサクソン民族の考え方に強く影響されているので、目的をしっかり持つことはよいことと信じて疑わないけれども、それはある時代、ある地方の民族的信憑に過ぎないのかもしれない。
「目的」にも終わりがある。
もうすぐ「目的」の流行は終わるかもしれない。
そのように考えると、「目的」のない生活というのも「あり」だという気もする。
Studying Leica
2009/09/15
今日の4枚
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ブログにアップするというのは谷にむかって叫ぶみたいなもので
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誰が聴いているのかわからないけど、部屋で一人で呟くのとはちょっと違う。
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だから、今日の写真みたいに単なる自分のためだけの写真でも、ブログにアップできるのは小さな幸せ。
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それが、誰に宛てた写真でなくても。
2009/09/13
Tinker Bell in my pocket
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僕は昨日市場で歌を歌う小さな妖精を手に入れた。
今日はその妖精を連れてお散歩。
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妖精は僕の左の胸ポケットから少し身を乗り出し、軽く両腕を組んで、小さな頭を左右に揺らしながら歌を歌っている。
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透きとおった声でよく歌う。
僕は時々立ち止まって写真を撮って、そしてまた歩き出す。
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桂の紅葉。
天気のいい、初秋の朝。
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ピーター・パンに出てくる妖精はティンカー・ベルだけど、僕の妖精の名前はTaekoという。
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僕はルソーの描いた密林が好きです。
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特に彼の「処女林の落日」が好き。
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いっぱい歩いたので喉が渇きました。買おうかな。
でも我慢です。家に帰って冷えたトマトを食べるんだ。
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歌う妖精は大貫妙子。
iTunesで買ったアルバム"One Fine Day"
iPhoneを胸ポケットに入れて小さな音で曲をかけながら散歩すると楽しいです。
すてきな声。
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