2015/05/24
ライカが欲しい
時々無性にライカが欲しくなる。
ライカでひとを撮りたくなる。
僕にとってライカを買うというのは
ひとを撮るということと同じ意味だ。
なぜひとを撮るのにライカでないといけないかといえば
ひとを撮ることの象徴のようなカメラがライカだからだ。
この同義反復は僕以外のひとにとっては意味が無い。
でもそういうふうにしか、言えない。
僕は隠し撮りのようなことはしたくないので
撮りたいひとにお願いして撮らせてもらうことになる。
これだけでもすごく難しい。
ましてや僕がひとの写真を撮るとしたら
ひとの幸せではなく影のようなものを撮りたくなるだろうから
そういったものを同意の上ではたして撮れるものだろうか。
それから僕は写真を撮ったらブログに上げたい。
僕にとって写真を撮るというのはブログに上げることと不可分だ。
それは誰かの賞賛を得たいからではなく
仮想的な他者の目を通じて自分のモチーフをもう一度外から見たいからだ。
翻ってもし僕が誰かに写真を撮られて
しかもそれが決して幸せな表情とはいえず影のようなものだったら
ブログに上げられることに果たして僕は同意するだろうか。
やっぱりそれは無理だと思う。
欲しいけど、やっぱりライカは買えない。
そこにしか、今の僕の関心がないにもかかわらず。
2015/05/23
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spring mode
2015/05/07
spring scene
2015/05/05
パネライのバックルを加工
パネライ用に買ったマニファトーレ・フィレンツェの革ベルトにはフィッシュテイル型のバックルが付いています。
フィッシュテイルというのは魚の尾びれのことで、これがパネライらしさを大いに引き立てているのですが
この工房製のバックルは板状で腕の湾曲に沿っておらずサイズもかなり大きい。
趣味で付けているぶんにはいいんですが、仕事中にこの時計をはめてキーボードを打っているとバックルが机にあたって具合が悪い。
辛抱して使っていましたが、ゴールデンウィークで時間もたっぷりあるのでちょっと加工してみました。
上の写真はまずバックルを万力に固定してペンチで湾曲を付けているところ。
つぎにヤスリでバックルの側面を削ります。
ナイロン研磨シートで表面をヘアライン仕上げ。
完成です。
横から見たところ。だいぶ腕に添うようになりました。
これはパネライを買った嬉しさで舞い上がり、その勢いのままヤフオクで買った別のバックル。
イタリア海軍の兵士がパネライを腕に巻き、小型潜水艇にしがみついて敵の戦艦に時限爆弾を仕掛けたという逸話をもとに作られた「潜水艦バックル」というものです。
レリーフがその小型潜水艇というのがミソなんですが、これもとんでもなくでかい。
買ってからそのただならぬ大きさに驚いてそっと引き出しの奥にしまいこんでいました。
横から見るとバックルがこんなにはみ出してしまう。
これも研磨して小振りにしてみた。ちょっと丸くしすぎたか。
だいぶ腕に添うようになりました。
以上フィレンツェの工房からお送りしました。
2015/05/01
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