2009/11/15

楽しみな12月

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12月になったらE-P2を買おう。


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レンズはSuper TAKUMAR 50mm F1.4
これにマウントアダプターとエクステンションチューブを付けてマクロを撮ろう。


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昔使っていたフィルム一眼レフのレンズが今も手元にある。
AF NIKKOR 35-70mm F2.8
AF MICRO NIKKOR 55mm F2.8
SIGMA DL ZOOM 75-300mm F4-5.6
MINOLTA MD ROKKOR 50mmF1.7


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もう使えないだろうと思っていたこれらのレンズが
またデジタルでよみがえる。


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そしてそのほかにも使ってみたいレンズがいくつかある。


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Zuiko Digital ED50mm F2.0 Macro
Zuiko Digital ED50-200mm F2.8-3.5
Lumix G20mm F1.7
Nokton Classic 40mm F1.4


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そしていずれはあこがれのLeicaレンズ。

カメラという世界認識の様式

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平面的であること。


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版画的であること。


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貼り絵的であること。


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デザイン的であること。


Sigma DP1で写真を撮ることを通じて無意識のうちにこういった美的嗜好が育まれたような気がします。

今度購入予定のE-P2ではボケを追求することになるだろう。
ボケは空間表現だから、僕らの認識は二次元から三次元へ向かう。

カメラという「眼」を交換すると僕らの世界認識の次元がシフトする。
ファインダーは異なる世界へのいざない。
ささやかだけど、それは異界への通路のひとつ。

2009/11/13

ヤニ抜きの儀

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「あるじはおるか」
「あいにく今般面会はまかり成りませぬ」
「なにゆえか」



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「あるじは先般よりヤニ抜きの儀に入りおり候」
「面会かなわぬ議は何故か」
「人事に八つ当たりしやすくなりて候」
「ならばやむを得ず。儀の開くるを待つべし」

2009/11/08

煩悩の墓場

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とりあえずオリンパスのカメラを触ってみようと思って心斎橋のカメラ屋さんへ行く。
こういう、いわゆる大きなカメラ屋さんへ行くのは初めて。
店員さんにオリンパスE-3を見せてもらう。

おお、でかい・・・。
そして重い・・・。

今日にでも勢いでオリンパスの一眼レフを買って帰ったりして、なんて密かに思っていたけど
E-3の重さ、大きさに圧倒されてしまう。

じゃあ、というわけでE-620を見せてもらう。
うん。これならOK。
あれこれ触る。
ふと気がついたのはMFで拡大表示させるための手順の煩雑さ。
Infoボタンを4回位押して、真ん中に緑の四角が出たらOKボタンを押す。
これが面倒。
GF1やGH1ならMFでレンズのフォーカスを回すと自動的に拡大表示になる。
ちょっと残念。
E-P1はどうだろうと思って触ってみると
おお、できるじゃないか。
どうしてほかの商品もそうしないんだ。
???謎。

次にSigma SD14を触らせてもらう。
でかい・・・。
そして重い・・・。
あれっ?たしかもっと小さいと思っていたのに。
以前はショーケース越しに見たのでわからなかったのか。
そうか。こんなに大きかったら、次のSD15に対する過大な期待は禁物だな。

だいたい見たかったものを見せてもらったので、あとは店内を散歩する。
ショーケースの中には中古品のカメラやレンズがずらりと並んでいる。
膨大な数の、カメラ、カメラ、カメラ。
すごい数の、レンズ、レンズ、レンズ。

ああ、これらはすべて、
かつて僕と同じように多くの男たちがああでもないこうでもないと煩悶しながら
慈しんできたカメラ達なのだ。
無数の男たちがそれぞれに自分のこだわりを形にしてきた、その残骸がここにある。
カメラ沼やレンズ沼に彷徨いこんだ男たちが、志なかばに次々と無念の最後を遂げた遺品の数々。
カメラは墓石で、レンズは卒塔婆みたいだな。
そうか、これは無縁仏か。
いや、ニコンはニコン、キャノンはキャノンでまとめて奉納されているから
ここはカメラの西本願寺か。
男たちの煩悩の墓場。

結局どのカメラにも心が決まらないまま地下鉄御堂筋線に乗って帰る。
電車に揺られながら、ああ、もう考えるのにほとほと疲れてきた。
もういっそ適当に決めてしまおうか。
パナソニックのGH1でいいじゃないか。
そうだ、梅田のヨドバシカメラへ寄ってGH1を触ってこよう。

ヨドバシは相変わらずすごい混雑。
例の「おたまじゃくしはかえるの子~」のテーマソングを聴きながらカメラコーナーへ。
パナソニックのGH1を触る。
メニュー画面の表示が何だか幼稚であまり好感が持てない。
吸い寄せられるようにオリンパスのコーナーへ。
E-3を触る。
やはりでかい。
E-620を触る。
いい。
これでいいんだよ。この大きさで。
メニュー画面の表示も清潔感がある。
で、これとズイコーの50ミリマクロを買って帰れば、それでいいじゃないか。
光学ファインダーを覗いてフォーカスを合わせると、ルビーレーザーのような微小な赤い発光が合焦を表示する。
カッコいい!
ふとカメラの下の棚を見ると、宮崎あおいとりりーフランキーがベンチに座っているカタログが。
そういえばりりーフランキーがE-30で、宮崎あおいはE-620だったな。
E-30ってどんなカメラだ?
E-30を触る。
でかい。
UIもE-620のほうが扱いやすそう。
E-620でいいだろう。

でもフォーサーズにしてしまうと、いずれ将来購入するであろうライカレンズを装着できないじゃないか。

っちゅうことは。
っちゅうことは。
っちゅうことは。

ズイコーの50ミリマクロを装着できて、本体は色乗りのいいオリンパスで、将来35mm用ライカレンズを装着できるカメラといえば、
オリンパスのマイクロフォーサーズしかないじゃないか。

それってつまりE-P1だよ。
LVFを装着したいなら、E-P2だよ。
E-P2を待つしかないだろうよということだよ。
E-P2が出たら、その時にズイコーの50ミリを一緒に買えばいいということだろうよ。
つまりそういうことだよ。

そういうこと。

PENのカタログをもらって、阪急電車に乗って帰る。

2009/11/07

悩みは続く。

実はもう完全にGF1パンケーキセット+Leica DG macro 45mmに心は決まって、あとは購入ボタンを押すだけだったんですが。
もうほんとに今日にでもオーダーしようと思っていたのに。
なにか釈然としない。
・・・・
理由は不明。
何が引っかかっているんだろう。
・・・・

マクロに関して言えば、Sigma DP1にクローズアップレンズをつけて、満足できる写真が撮れているから、いまさら他社のマクロレンズを手に入れる明確な理由がないというのも事実で、
そもそも今回心が揺れているのは、ライカレンズの美しいボケに惹かれたからで、
ライカのカメラが高すぎるから、ライカのレンズを装着できるマイクロフォーサーズに興味が湧いたわけで。

そこで他の人たちの撮ったLeica DG macro 45mmの作例をあらためて見直してみる。
最初魅力的と思っていたのに、今日は全く魅力を感じない。
僕の撮る写真とは、なんだか決定的に違うような気がする。

dpreview.comの、ライカのマクロレンズのレビューを読みなおす。
するとこんな風な文章に出くわす。
「よいレンズである。ベストとは言えないが、パナソニックのGシリーズでオートフォーカスのマクロレンズを探しているなら、ずばり買いだろう。だがこのスペックとしては割高である。」
「比較に値するのはOlympus ZD 50mm F2 macroである。このOlympusのマクロレンズは特筆すべき性能を有し、ボケが美しく、しかもライカのマクロよりも低価格である。」

オリンパスのマクロレンズ?
ふーん。
一応調べてみるか。

ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0。

オリンパスのフォーサーズ用のマクロレンズ。

価格.comで調べる。
オートフォーカスに難があるがレンズが秀逸で神レンズの呼称もあり、総じて評価がとても高い。

flickrでみんなの撮った写真を見る。
あ、結構いい。
もちろんすべてではないけれど、僕の撮る写真と同じテイストの写真を撮っている人が結構いる。

オリンパスか。
いいかもしれない。

じゃあ、E-P2を待つか、あるいはE-620という選択枝もある。
マイクロフォーサーズにすれば、ライカのレンズも付けられるし。

もうちょっと考えるとするか。
はぁ~(溜め息)。

2009/11/03

触ってきた。

一つ前にアップした内容の続きです。
今日はこのあと家電量販店へ行って前述の3機種を触らせてもらいました。
3機種というのは、パナソニックのGH1、GF1、それにオリンパスのE-P1です。

まず
E-P1君。
いいですね。硬質な感じ。
デザインもかっこいい。
でも僕にはダイヤルとかの操作系がしっくりこなかった。
何となく、ちょっと引っかかるというか、もたつくというか。
手の小さな女性にはいいかもしれません。
このカメラのUIは女性がデザインしたそうです。
ひょっとすると関係があるのかもしれません。

一番ドキドキしたのはGF1。
これはすごい。
フォーカスの速さはまさに感動的。
何の迷いもなく、瞬速ででピントが合う。
UIは
E-P1と違って僕の手にはピタッとくる。
色んな操作を試してみたけど何も問題はない。
何より感動的なのは、コンパクトな筐体に沢山の優れた機能をギュッと凝縮したような個体。
僕はE-P1よりもGF1のほうにモノとしての魅力を感じました。
「これはもう、降参するしかない」と、店員さんに言ってしまった。聞かれてもいないのに(笑)。

次にGH1。
GH1はほぼGF1に同じ。
ただ筐体がGF1より大きいので凝縮した感じはない。
シャッター音もややくぐもった印象。
筐体の奥で発する音が、やや遠くに聞こえる感じ。
それに比べるとGF1は筐体が小さい分、筐体そのものが音を発する感じ。
金属的な、気持ちのいい音。(もうこの時点でGF1にぞっこんです(笑))。

ただ何と言ってもGH1には高性能のLVFがある。
見やすい。
僕はとてもいいと感じた。
加えて手ぶれを極力減らすという観点からすると、ファインダーに眼窩をつけて手でガッチリ筐体をつかめるほうがいい。
当然GF1よりGH1のほうがブレは少ないだろう。
センサーもGF1よりGH1の方が後発で性能がいい。

僕の目的に合致するのはGH1ということになる。理屈では。
ただモノそのものの魅力からいうとGF1
やっぱり悩みます。

再びカメラ煩悩地獄

Sigma SD15がまだ現れない。
SD15が発売されるのを首を長くして待っていましたがシグマ社からはなんの音沙汰もありません。
そうこうしているうちにライカの画像の美しさに魅入られてしまいました。
購入も検討しましたが、いかんせん高すぎる。
僕にとってライカはやはり贅沢な気がする。

さてそのうちにたまたまLeica DG macro 45mmというレンズの存在を知りました。
パナソニックがライカと共同でマイクロフォーサーズ用に出したマクロレンズです。
ライカのマクロレンズはあまり種類がなかったので、ライカからちょっと興味が薄れかけていたのですが、このレンズの描写がとても美しいやわらかいマクロとでも表現すればいいのだろうか。背後のボケが美しいので対象の繊細さが際立つ感じ。

そもそも僕はフォベオンセンサーの痛いほどカリカリする描写が好きだし、他社のカメラには全く興味がなかったので、マイクロフォーサーズは「よそさん」で何かやってるな、という程度だったのですが、パナソニックGF1という小さなカメラにこのライカのマクロレンズが装着できると知って、ムクムク興味が湧いてきました。

GF1はマイクロフォーサーズ。
これは「レンズ交換式デジタル一眼」というカテゴリーに分類される。
レンズ交換式のカメラだが、リターンミラーがないので、カメラ本体も装着するレンズもとても小さくて軽い。
僕は主に犬の散歩で写真を撮るので、大きな一眼レフにあまり魅力を感じない。
SD15は比較的小さい部類なので、一応購入希望に入ってはいましたが、マイクロフォーサーズならさらに理想的。

マウントアダプターを付ければライカだけでなく、ほかのいろんなメーカーのレンズも装着することが出来るというのも夢が広がります。

このマイクロフォーサーズの中で、今僕が気になっているのは、パナソニックのGF1、GH1と、オリンパスのE-P1の3機種です。

それぞれのスペックを価格comで見ると、
GF1のスペック
GH1のスペック
E-P1のスペック

老眼の進んだ僕にとって、マクロを撮る際のファインダーの見えやすさやフォーカスの速さや手ぶれ補正などは重要です。
その観点からこの3機種を比較すると、

           GF1       GH1      E-P1
AFの速さ      速い       速い    やや遅い
液晶画素     46万画素   46万画素   23万画素
手ぶれ補正   レンズ内     レンズ内    本体内
LVF         20万dot    144万dot
追っかけfocus   あり        あり       なし
最安値      5万円台     7万円台    8万円台

この中で一番魅力的なのは追っかけフォーカスです。
一度対象にフォーカスを合わせたら、対象との距離や角度や構図を変えてもフォーカスし続けてくれる。
手持ちでマクロを撮る僕には喉から手が出るほど欲しい機能です。
今まではDP1の連写で「当たり」の写真を選んでいましたが、この機能があればはずれショットが激減するだろう。

ただパナソニックは手ぶれ補正がレンズ内なので、ほかのメーカーのレンズを装着しても補正が効かないのが難点。
その点、オリンパスのE-P1はカメラ内補正なのでとても魅力的です。

さて次にLVF。
眼があまりよくない人にとって、電子ビューファインダーはすごくありがたい。
近々発売になるE-P2に外付けの144万ドットのLVFが付くらしいけど、発売日はまだわからない現在、最も魅力的なのはGH1です。
でもGH1はGF1より大きくてポケットには入らない。
GH1とE-P1は共にポケットにはいる位小さい。サイズもほぼ同じ。

さてそろそろ結論に行かねば。
マクロではどうせ手ぶれ補正はほとんど効かないのでE-P1の優位性はやや薄れる。
あとはGF1かGH1か。

大きさを考えればGF1。
LVFの見やすさを考えればGH1。

GH1にするか。

でももうすぐE-P2に装着されるエプソン社製外付けLVFは144万ドットという噂。
パナソニックもおそらく遠からずGF1用にこの見やすいLVFを発売するだろう。
それを待ってGF1(GF2?)を買うか、それともGH1で手を打つか。

もんもんとした日々が続きます。

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