僕はもともとVelbonのVS-443Qという三脚を愛用していた。
あのエレベーターの使い勝手の良さに惚れていたのだ。だがあるときこの三脚の不具合に気が付いた。
どういうことかというと、三脚を開脚して撮影する。そして開脚したまま少し場所をずらそうとすると脚が勝手に閉じてしまうのだ。
最初アレ?と思ったがあまり気に留めずに使っていた。しかしこれはやっぱりおかしい。どうして脚がこんなにブランブランなのだと思ってちゃんと調べてみることにした。
この三脚を買ったのが2011年でこの不調に気づいたのは2019年だから、まあ8年も使ってたらこんなこともあるだろうがネットではこの問題を指摘しているひとは見当たらなかった。
脚の開閉状態を固定するには底部のネジを締めればいいんじゃないかと思ってベルボンのお客様センターに電話したら、VS-443Qはそもそもネジが緩まない仕様でありこの問題の解決には修理が必要とのこと。それで修理もしないまま1年が過ぎた。
最近、といってもまだ数日しか経っていないが↑のような写真を撮るのにVelbonのエレベーターやSLIKのスライディングアームのような機構の付いた三脚が欲しくなった。
いや、それはまさにあなたの持っているGITZOでしょ?あなた何言ってんの!というご指摘はもっともだし、そう言われればもう、穴があったら入りたいくらいの気持ちだが、もし聞きたくもない言い訳を聞いてもらえるなら足場の悪い岩場や水辺で長時間不自然な姿勢でゴソゴソやるのに還暦過ぎて足腰の弱った自分にはサクッとセッティングできない道具は辛いということなのだ。
そこでつらつらVS-443Qを眺めながら、ふと「このエレベーターを取り外してミニ三脚に取り付けたらどうだろう」と考えた。う~ん。やっぱりこのひとはアホだ。ただでさえ重いD800Eにアポゾナーを付けたエレベーターをミニ三脚が支えられるはずがないじゃないか!
これはまぁ、
①Velbonのエレベーターがどうしても使いたい
②重くて大きな三脚は嫌だ
という2つの条件を実現するための発想だが、支えられないという指摘に対しては、いや支えなくてもよいのだ、ミニ三脚はエレベーターを地べたに固定するために使うので、カメラの乗ったエレベーターが「横に」倒れなければよいということになれば、三脚としての必要条件は脚がほぼ水平に開くこと、そしてある程度開脚幅があればよいわけで、例えばこういう三脚が候補に上がる。
VS-443Qはエレベーターを外せない仕様でありそのためにVelbon三脚アクセサリーV4-unitが販売されている(V4-unit IIという新製品も出ているが違いがわからない)。それで中古のV4-unitと、直角アダプターと、さっきリンクを張ったミニ三脚を注文してみた。
それでどうなったか。誰の興味も喚起しないまま結果が待たれる今日このごろである。
2020/12/07
三脚問題
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