2020/12/02

Nikon D800E


#74
Nikon D800E Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50




Nikon D800Eを買ったのは2012年の4月。機体の大きさや重さはあまり気にしたことはないし写りも気に入っている。動作の安定感やガッチリした機体の作りも好きだ。問題はやはり光学ファインダーと写像の微妙なピントの乖離なのだ。光学ファインダーは確かに美しいがこの乖離に毎回言い知れぬもどかしさを感じている。

ニコンからもうすぐZ7の後継機であるZ7IIが発売される。ネットで調べると僕の興味のある機能はすでにZ7に搭載されているので後継機は必要ないが、それに伴って中古市場における初代の球数が増えて価格も下がるだろう。Z7の液晶ファインダーは光学ファインダーの見え方にかなり近づいたようだし、地面に這いつくばってDR-6などのアングルファインダーを覗き込めばD800Eとは違う世界が見えるだろう。それはさぞ楽しいに違いない。D800Eにはない手ブレ補正も魅力だ。

それで昨日の朝起き抜けに、よーし、D800Eを売ってZ7を買うぞと思った。ずっと思っていたことがとうとうこらえきれなくなって、堰を切って溢れ出すと物事は一気呵成に進む。押し入れを引っ掻き回して外箱を出してきたり機体を丹念に掃除したりアイピースを探し出して装着したり液晶保護フィルムを剥がしたり、挙句の果てに荷造りまでした。
それからこの際だと思って使っていないレンズ群をメルカリに出品する準備しているうちにだんだん頭が冷静になってきた(笑)。

冷静になって思い至るのは一つは経済的な問題、次にD800Eに対する愛着。そしてライブビュー。
要するに僕を悩ましてきた合焦問題はもっと積極的にライブビューを使えば解決するんじゃないかと。ライブビューを毛嫌いしてきたのはバッテリー消費が激しいからだが、それなら予備バッテリーがひとつあればいいじゃないか。

結局Z7購入はやめにしてD800Eを使い続けることにした。
剥がすときに割れてしまった液晶保護フィルムを泣きながら再度注文し(大袈裟)、予備バッテリーも買うことにした。
あ~あ、我ながら実になにをやってるんだか。










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